本教室の基本理念 (by 指導棋士 田中幸道先生)

・コンセプト…初段を目指す
「初段」という言葉には何ともいえない良い響きがあります。私も子供の頃、アマ強豪の先生にまず初段を目標にと言われそれに向かって頑張りました。「初段」になるのは簡単ではありませんが、達成するとぐんと理解が深まり将棋の面白さが分かってきます。こうなると自主性が芽生え、自然に二段、三段と伸びてゆき、将棋を習い事レベルからしっかり「自分のもの」に昇華できます。本教室ではまず「初段」を目指すことを基本方針とします。

・遊びの教室ではない
強くなることを目標としない教室はありえないと私は考えます。目標があいまいだと空気がゆるみ集中力が身に付きません。人は一生懸命取り組んでこそ、結果はともあれそこから大事なことを学んでいけるのだと考えます。

・礼儀作法はきちんと指導
対局前の「お願いします」と対局後の「ありがとうございました」(きちんと相手の目を見て)の一礼、そして終わったあとはきちんと数を確認して駒をしまうことを徹底します。それ以外にあまり細かいことまで言いません。向上心をもって努力を続けていればそれらは自然と身についてきます。

・騒がしい子について
子供なのである程度騒がしいのは仕方がないと思います。ただ何回注意しても利かない場合や度が過ぎる時は厳しい態度も必要と考えます。具体的には、真剣に学ぼうとしている他の子に迷惑が掛かると判断した場合、保護者の方に事情を話して1ヶ月間出入り禁止とします。そのうえで本当に将棋を学びたい気持ちがあり、騒がしくしないと誓えるなら出入り禁止を解除します。

・強くなるには
これは子供たちに繰り返し言っていこうと思いますが、強くなるには「自分一人の時間が一番大切」だということ。自分一人の時にどれだけ努力できるかで大きく差がついてきます。指導者は強くなるためのお手伝いはできても、強くすることはできません。将棋は自分で勉強して自分で強くなるしかないことを子供たちに伝えていきます。これはたぶん将棋に限ったことではなく人生全般にいえるでしょう。