数少ない例外は無視しまして

将棋が強くなるのに大事だなと最近思うのは、「素直さ」です。
教える側(大人)も人間ですから、素直な子には感想戦でたくさん教えてくれます。
感想戦もろくに聞かないで強くなれるはずがありません。
たまたま大人に勝ってもそれは勝負に勝っただけで、実は大人の方が深く将棋を理解しています。そういうものです。
ちょっと強くなったくらいで天狗になっているような子供の鼻は、親がへし折ってやるべきだと思います。

まずは①大人の言うことを素直に聞く。そして②自分の頭で考える。
この2つがセットだと思います。
控えめに言ってますが、スポーツでも芸術でも何かを教わるのに、先生や大人の言うことを聞くのは当たり前。将棋は勝負事だから大人の言うことを無視したりワガママで良い、なんてことはあり得ません。

自力だけで強くなれる数少ない天才児は例外ということで。
残念ながら、自分はまだ一人も出会ったことがありません。

我が子を天才と思い込んでる親には出会ったような気がしますが、思い出せない…
なぜか記憶が欠落しているようです。
PTSDでしょうか…

数少ない例外は無視しまして」への5件のフィードバック

  1.  これは確かに「数少ない例外」という気もしますが…

     先月発売のNHK将棋講座テキストの藤井先生のコーナーが、次号が出て書店からは消えたので、漸くネットで読めるようになりました。
    http://textview.jp/post/hobby/27094
     将棋を覚えてから奨励会に入るまで、指した将棋の総数がたった2~300局と噂される藤井先生の事ですから、今日の一般ピープルはどこまで真似をしたらいいものやら?(笑)。

     一般には、「強くなるには、自分の実力よりやや強い人と指すのが一番」説が最多と思いますが…実は自分もそう思ってます…、それと真逆の御説ですからねぇ。うーむ。

     但し、賛同できる部分もあります。
    >実戦の指し過ぎには細心の注意を払いました。1日に何十番も指すと最後はどうしても惰性になってしまい、身が入りません。「熱いっ、もう一番!」では意味がありません。1日に厳選して数局だけ指すことで、知識は蓄積されていきます。この考え方に気がつかなかったら、私はプロ棋士になれなかったでしょう。1局の将棋をまずは集中して指す。さらに勝って感想戦で反省をすることが上達の秘訣(ひけつ)だと、現在でも信じております。

     自分レベルがそれこそ「お前は何を言ってるんだ」と言われそうですが、殆ど時間をかけずにバタバタと何局も指しても身に付くものは… いや、これは恐ろしく強い方々には当てはまらないのかも?。

     とりあえず、尊敬する藤井先生の御言葉でかつ、中々珍しい考え方だと思ったので、取りあえず御紹介まで。

    1. たまたまこの記事を自分も今朝読みました。
      菅井さんは24の早指しで毎日指しまくったそうですし、
      どんな方法にしても、自分なりのやり方を確立することが大事なんでしょうね。

      それを貫くことが力となるのでしょうか。

      さすがに詰将棋だけは必須だと思っていたのですが、渡辺竜王は詰将棋が嫌であまりやらなかったとか…

  2.  確かに菅井先生はそうですね。逆に、恐ろしい局数をこなしてた、とどこかで読んだ記憶があります(1000局/1ヶ月ほどでしたか?)。

    >さすがに詰将棋だけは必須だと思っていたのですが、
     全くです。自分も苦手で、若い時は殆どやってこず…だったので、こんな年になった今更、後悔しています(^^;) 40歳過ぎた頃から漸く、少しずつやり始めたのですが、それでも、ほんのほんの少しずつ、伸びる余地があるというか。「やった効果があった!」とほんの時たま思えることがあります。

    >渡辺竜王は詰将棋が嫌であまりやらなかったとか…
     御本人が確かにそうおっしゃってました(笑)。仕事だから仕方なしに解いてる、とも答えられてたのを読んだ覚えが。
     ただ、あの位のレベルの方の「嫌い」と、一般ピープルの「嫌い」のレベルは、当然全く違う訳で。これまた別の何かで読みましたが、ランニングの間は図面を覚えててソレをずっと解いてるとか、また漫画「将棋の渡辺君」中で奥様がバラしてますが、突然長手数の詰将棋を「解けた!」と叫ぶトコとか、当たり前ですが実際はシッカリ時間を充ててやっておられるようです。

     さて(詰将棋が得意/好きな方は兎も角)、意外に難しいのが、具体的にいつ詰将棋をやるのか?という問題です。あまり得意じゃない人が、詰将棋用に連続して1時間も2時間も時間捻出するのは難しく(というかそもそも根気が無くて出来ませんが^^;)。「今でしょ!」と林先生ばりに答える訳にもいかないし。

     そういえば以前、某常連氏とこの話になって、「TV見てる時に、CMの時間になったら解く、とかどうですか?」と言ったら、「いや、ウチは殆どTV見ませんので…」との答えが帰ってきてビックリでした。お子さんが強くなる家庭というのは、そういうトコから違うのかぁ…ウーム、と感心した覚えがあります。

     ついでに最初の関連話に戻って…今更こんな質問も何ですが。

     「1局にどれくらい時間をかければよいのか」問題は、指し将棋ばかりでなく、いわゆる棋譜並べの時にもそう思う事があります。
     総譜を手順通りにパタパタと並べるだけじゃ、ものの数分で終わりますが、それじゃ各指し手の意味を考えながらやってるとは言えない(≒身に付いてない)よなぁ~と。では具体的に、どれ程の時間をかけて1局を並べればいいものでしょうか?。これも、その人のレベルによって大分違うのでしょうけども。

    1. 「どうやれば将棋が強くなるのか?」という普遍的な問い
      将棋の経験がほぼ皆無の僕の中では「どうやれば学校の勉強の成績が良くなるのか?」に置き換えて考えています。そうすると、ほぼ学校の勉強を経験のない人はいないと思うので、個人個人なりの解があると思います。
      やればその人なりに向上するというのは間違いないでしょう。
      キモはいかに効率を上げれるか。そのために必要なことは?まあ、自慢できるほどの学歴を持たない人間がこれ以上書くと紛糾するでしょうから、ここらでやめておいて、某さんに教えてもらった天才プログラマーで電王戦でもおなじみの「やねうらお」さんのブログから一部を引用します。
      2013年3月時点の記事です。この記事の結論は、NHK杯の放送をリアルタイムに観て将棋の勉強にはある程度はなる(もしくはならない)が、プロ棋士になるような人はそんな非効率なことはしないという趣旨でした。前後の話も面白いのですが、ここでのやり取りに関係ある?と思われるところだけ抜粋します。

      【何が言いたいかというとプロ棋士になったような人はそんなに定跡書なんか読んでないんじゃないかということだ。以前、とあるテレビ番組で羽生さんの少年時代に読んでいた将棋の本棚の写真が写っていたのだが、将棋の本は本当に少なく(三段ぐらいしか棚のないとても小さな本棚の、その本棚のなかのおそらく一段分ぐらいしかなかった)、「よくこれだけしか読まずにプロになれたもんだなぁ」と私はそのときは思ったものだが、あとにして思えば、定跡書なんかそんなに読むことより、プロ棋士になるためにはもっとやるべきことが沢山あるのだ。

      プロの将棋指しは結果を残さなければならない。そのためには勝たなければならない。勝つためには未知の局面でなるべく形勢を損ねない指し手を選択する必要があり、そのための力が必要である。定跡の進行通りに進むほうが稀なので定跡を深く、多く知っていてもほとんど勝率には結びつかない。たまに相手の研究手順に嵌って負けることがあってもそんなのは数としてはごくわずかであって、勝率にはあまり響かない。

      よって、

      ・詰将棋を多く解くことにより、局面を頭のなかで正確に、そして高速に先まで進める能力を養う。

      これが第一である。

      ・手筋をたくさん覚えたり、局面の形勢判断をなるべく正確に出来る能力を養う

      ことは大切だが、手筋も無数にあるわけではないので棋譜を数千局も並べればほぼ出尽くすはずだし、局面の形勢判断もセオリー自体は単純で(駒得・駒の働き・玉の堅さetc…)結局は局面を先まで正確かつ高速に読める能力のほうがよほど大切である。(ある局面を見てその局面で適用可能な手筋を瞬間的に思いつく能力や、指し手を絞り込む能力、指し手の方針を決める能力などももちろん大切。)  】

      どう感じるかは人それぞれだと思います。将棋のプロでもない人間が。。。とか思う人もいるかもしれません。が、将棋のプロが将棋のプロを育てる最適者とは限らないですし、言語化するのに長けているかもわかりません。僕が気になるのは、数千局並べるのに一体普通の人間なら何年かかるのだろうか?と。やねうらおさんは、そこはそれほど大変ではないと思っているのではないかと(笑)。それゆえ、ある種の天才性を感じます。

  3.  効率/非効率の件は、色んな所で既に現れてますね。
     記録係をする奨励会員が今では…というのも、それは勉強方法としては後者、と考える人が多い証左だからでしょうし。そんな暇があれば詰将棋でも、という点ではまさに、内藤先生が昔々、どのようにしてたかを、丁度新刊中で白状されてます(笑)。
    https://book.mynavi.jp/shogi/blog/detail/id=64020

     定跡書の話は興味深いです。藤井先生は逆に、「定跡書を読むのが凄く好きだった」と述べておられた事もある位ですから、人によっては本棚にズラリ、って場合も?。
    #羽生先生の場合も、別部屋に実はズラリと…ってオチじゃないですよね?(笑)。

    >数千局並べるのに一体普通の人間なら何年かかるのだろうか?

     もし菅井先生のパターンをずっと続けると、並べるどころか対局でも、1万局は10年と経たずに達成できる筈(笑)。というのは半分冗談なのでおいといて、

     先の自分の質問も、ソコと結構関係あったりします。物理的に盤&駒を出して並べるなら確かにそれは心配になってきますが、そうじゃなくてPC上でザーッと並べるというのでは?(電子棋譜が前提ですが)。これだと並べるだけなら、数分どころか数十秒/局で終わります。

     渡辺竜王が昔々、「情熱大陸」に登場された際、上記を実際やってる所が映されたのを御記憶の方もいるでしょう(確か、初めて竜王を獲られた頃)。ノートPCを使い、猛スピードでマウスをクリックして、まさしくそんな時間で1局は並べ終わり。その過程で、「ん?」と引っかかるトコが出てきたら、そこで暫くマウスクリックは小休止して分析。…そういうので、プロ棋士の全対局を日々チェックするのだそうです。(※今でもこのやり方を続けておられるかは不明。)

     こういうやり方でもヨシとなると、数千局と言えども、1年もあれば並べ終るのではないでしょうか。但し渡辺竜王のレベルだとそれでも脳裏に刻まれてくのでしょうが、アマの大半のレベルでは、そんなスピードでこなしても、果たして勉強した事になるのかどうか…。

     ↑に影響されて昔、棋譜でーたべ-す健在なりし頃、暫くやってみた事がありますが、自分のレベルでは何にも残らない事が判明しました(^^;) 「ある程度時間かけて、1局並べないとダメだぁ~」という結論に。学習効率をも考え合せた、その最適投入時間とは、どれ位がいいものでしょうかね。⇒それが分かれば、数千局を並べる所要延べ時間は自ずと。

     関連で:
     あるA級プロの方が、「以前はやらなかったけど、最近は女流棋士の棋譜まで全部目を通すようになった」と割合近年に発言されたことがありました。

     「それってまさか、盤&駒使って並べてる訳じゃないよな? 男性棋士同士の棋譜も当然チェックしてるだろうから、全部が全部となると、物理的にとても時間が取れる筈が無い。という事は、先の渡辺竜王みたいやり方してる、としか思えない…」

     某A級棋士のみならず、プロの大半はコレやってんじゃないか、と思うんですよね。じゃないと、最新形の戦いでは、「2,3日前にこの戦形でこういう新手が出たから、じゃあそれをアレンジして今日はこう指そう」とかいう流れに付いて来れる筈が無いので。(そもそも全対局をチェックしてないと、そんな新手が出た事すら知らずに…って羽目に。)

    …と勝手に想像してるのですが、果たして実態は?。

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