父子のこと。

昨日野々市に向かって運転中、猛烈な既視感が。
その感覚を辿っていったら、これでした。

映画「北京ヴァイオリン」です。NHKでドラマ版も放送されていました。
有名なチェン・カイコーが監督し、本人も奥様も出演しています。

ストーリーは…
田舎で暮らす父子。息子は母の形見(真実は…)のヴァイオリンで才能を開花させる。息子をヴァイオリニストにさせる為、最適な環境を与えようと北京に引っ越す。
ラスト、父は息子のことを想うがゆえに一人北京を去ろうと北京駅に向かうのだが…

邦題は「北京ヴァイオリン」ですが、原題は「和你在一起」、英題は「together」。
我が子の才能を伸ばしてやりたいという親心と、その滑稽さ。
この悲喜劇は、我々が熱くなっている将棋にも通じますね。

登場人物は皆魅力的で、北京で出会った江先生と莉莉は少年をあたたかく見守ります。とにかく泣けます。

余談ですが父子の物語と言えば、「北京ヴァイオリン」の脚本家 薛暁路(シュエ・シャオルー)さんがメガフォンをとった映画「海洋天堂」。主役はカンフーで有名なあのジェット・リー。脚本を読んで感銘しノーギャラで出演したそうです。言われなければジェット・リーだと気づかないほど、くたびれた中国の田舎の父役を好演しています。撮影はウォン・カーワイとのコンビで香港映画の一時代を築いたクリストファー・ドイル。そして音楽はジブリ映画で有名な久石譲。豪華すぎですね。
死を宣告された父が障害のある息子の為に何ができるか、というストーリーです。こちらも登場人物が皆魅力的。中国の古き良き連帯感が美しい。そしてドイル独特の映像美が炸裂しています。

父子のこと。」への1件のフィードバック

  1. 親は子に才能を見出したい。才能はたいてい何かしらはあると思うが、充分かどうかは大いに疑わしい。
    とは言え何かを信じないと何も始まらないのかもしれない。
    BelieveというよりBelieve in かな。。

    何事も自分が納得できるまで努力できる才能というものがあればそれが最善と思う。持ってもいない親の高望みと自覚しております。

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