1995年夏 中国象棋(シャンチー)@カシュガル

ここに六葉の写真がある・・・
気取りやがって。

ちょうど二十年前に悲しい出来事と共に封印した大量の写真たちを引っ張り出してきました。
今まで誰にも見せたことがありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

95年にシルクロードを旅していたときの写真です。

カシュガルは新疆ウイグル自治区にあり、アフガニスタンとの国境に近い町で中国最西端の都市。
漢族も住んでいますがウイグル族が多く、イスラム情緒あふれるオアシス都市です。

前年は新疆一の大都市ウルムチまで旅し、まっすぐ引き返しました。
ウルムチに行くまでにも、敦煌やトルファンなど魅力的な街がたくさんあります。
特にトルファンはここで骨を埋めたいと思えるくらいの緑の楽園です。
また近々、トルファンの写真をアップしますね。
当時はウルムチまでしか鉄道が延びておらず、そこからカシュガルまではちょっと過酷なバスの旅となりました。

カシュガルではレンタサイクルに乗って舗装されていない道を巡り郊外のバザールを探しました。
脳内では鈴木祥子さんの「サンデーバザール」がリフレイン。
成り行きで小さな市場で知り合ったウイグル人のおばちゃんのお宅にお邪魔したりしました。
写真の雰囲気は、ほぼ「兼高かおる世界の旅」ですね。(古!)
特に何の目的もなく、異邦人感覚を楽しむだけの滞在。
自由だったあの頃・・・

カシュガルでたしか3日ほど過ごし、行きは天山北路だったので帰りは天山南路を旅しようと、ターミナルでクチャ行きのバスチケットを購入しました。(地図を見て20年ぶりに気づいたのですが、実は天山北路を通ってないという説が…)
天山南路は核実験場に近く、当時旅行した人は被爆したんじゃないかというブラックな噂もありますが、今のところ無事に生きています。
バス出発までの待ち時間に近くの公園へ。

漢族の皆様がシャンチー(中国象棋)に興じていました。
観るだけで時間をつぶす予定でしたが、日本人が珍しかったようで促されるまま対局。
当時、少しは指せました。
一局目の賭け象棋になぜか勝利し(たぶん接待)、その次は指定局面からの対局。
駒が少なく詰め将棋のようなものでした。後日その局面を図に書いて気付いたのですが、どちら側を持っても先手が必ず負けてしまうという後手必勝の局面でした。その局面で「お前から指せ」と言われるわけです。局面を相手側とひっくり返して指しても、勝てそうで勝てない。タネを知ってる周りのギャラリーたちからはケタケタ笑われました。
これも賭けていたわけですが、最後にお金は返してくれました。当時の10元でしたから、日本円で120円くらいでしょうか。(10元あれば、余裕で三食は食べられた時代です。)
記念写真のサングラスのおっちゃんがリーダーで、楽しく遊んでくれました。

その後は、そこで知り合った人民解放軍の少年に連れられて青空ビリヤード。
ちょうど出発の時間になり、クチャに向かいました。

今はカシュガルまでわりと簡単に行けるようです。
残念なことに、民族問題で治安はあまりよろしくないようですが・・・

いつか息子ゆうやと旅したいですね。
親としての本音は、息子には早く競技としての将棋に一区切りつけさせて、親子で西域に思いを馳せながら唐代の辺塞詩でも愉しみたいのです…

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