なんとか2年は続けましょう。

先日のさなる杯福井予選の決勝トーナメント表を見ていて気付いたのですが、7局の対局結果はすべて棋歴が長い子の方が勝っています。
学年で見れば低学年が上位に並んで、なにか大変なことが起きているように見えますが、単に長く続けている子が勝ったという結果なんです。

では長く続けるにはどうしたらいいのでしょうか?

学ぶ場が楽しければいいのでしょうか?
たしかに面白おかしく喋りながら対局していれば友達も増えるでしょう。
残念ながら、対局に集中できない子はどうしても棋力が伸びません。

私が運営に関わって約2年半。
盤に集中して2年間真面目に努力できた子はほぼ全員、県の大人も参加する一般大会C級で優勝できる棋力になっています。
だいたい初段一歩手前くらいでしょうか。

いろんな習い事を行っていたり、将棋は楽しめればいいという考えもありますので、もっとゆっくり強くなってもそれは悪いことではありません。
周りの子と比較すると勝った負けたが気になってしまいますが、現在当教室に来てる子のほとんどが児童館や学校で一番強い子たちなんです。
そこで少々負けても、何も恥ずかしいことはありません。
下級生であっても、自分より長く将棋を勉強してる子に負けるのは仕方がないことです。
負けて悔しければ、コツコツ努力してください。
なかなか勝てない相手がいて悔しいなら、追いつけるまで頑張りましょう。
将棋の神様は、かならず努力してる子にご褒美をくれます。
大会に参加してると、そういう機会が不思議なくらい巡ってくるものなんです。

強くなりたいなら、
①詰将棋は毎日解く。
②盤に向かった時は常に真剣に考える。
③初心者のうちは余計なことは考えずに、まず攻める。
④意味のない手は指さない。
これくらいの事を守っていれば、必ず上達します。

うちの息子は幼稚園の年長で将棋を始め、小学校に入ってから下校後に友達と遊ぶこともなく、毎日将棋に打ち込んでいます。棋力と引き換えに多くの事を犠牲にしてきたと感じています。
もちろん将棋を通じて、親子で貴重な経験もたくさんさせていただきました。

本当にプロを目指すなら、親子でそういうコアな世界に入り込むことになります。
自虐的に言わせてもらうと、それはまともな神経じゃないです。
特に親が。

将棋の強い子どもなんて全国に山ほど居て、低学年でも厳しい評価での三段、四段クラスの子は毎年どんどん増えていきます。
その団子状態から突き抜けられた子(小・中学生で一般大会都道府県代表レベル)だけがプロになれるのだと思います。
うちの子ももちろんその山ほど居る中の一人に過ぎず、突き抜けてはいません。
現実的に一般大会県代表を争うレベルには至っていませんから。
突き抜けた棋力になってもなれなくても、プロになることだけが将棋の道ではありません。
プロを目指す為には、失うことも多いのだと思っています。
努力の結果としてプロになれたらそれは素晴らしいことですが、我が子がプロになれると信じ込んで邁進していくのも非常に恐いことだと思います。

話が逸れました。
2年間真面目に頑張れば、ほぼ誰でも一般大会B級レベルになれます。
それくらい強くなれば、その辺のちょっと将棋が指せる程度の大人には決して負けません。
自分で強くなっていけるベースが出来上がります。

入会した子がやめずに2年間続けられるような良い教室になるように、皆さまご協力ください。

どんな綺麗事を言っても、勝つ喜びを味わうことが長続きにつながるのだと思います。
つまりミニ大会などのイベントをどんどん行って、多くの子が表彰される機会をつくる事が手っ取り早いのです。それは分かっているのですが、案外運営の負担が大きいのです。

当教室はまだまだ発展途上です。
保護者や関係者の皆さまのお力添えを、ぜひ宜しくお願い申し上げます。

なんとか2年は続けましょう。」への2件のフィードバック

  1. 小学生の頃は詰め将棋ばかりやっていて、今では解けないような十何手詰の問題なんかをよくやっていました。
    関西子供将棋教室でプロの先生に誉めてもらいたいとゆう単純な理由かもしれませんが。
    定跡に疎い私には今でも財産になっているかもしれません。
    子供にはちょっとした飴やご褒美なんかが有効な手かもしれませんね

  2. 子供たちのヤル気をわかせる工夫は、保護者のお母様方にアイデアを出していただきたいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA