ざっくりとした話ですみません。なんとなくの目安だと思ってください。
10級…クラスで一番になれます。
5級…小学校で一番になれます。
初段…福井県の小学生トップレベルになれます。
(小学生名人戦代表の戸川君は4段です。二位以下はだいたい初段近いレベル。)
プロになりたいなら、初段レベルになったら研修会に。
研修会で勝ち上がれば奨励会に。
奨励会に入れたらすでにアマ5段レベル。
奨励会は6級からスタートで、3段になったら三段リーグに。
そこで勝った者だけがプロになれます。
東大に入るよりはるかに狭き門で、年齢制限もある厳しい世界です。
現在、福井県からは研修会に1人、奨励会に1人。
当教室の高橋君は石川県から東海研修会に通っています。
彼は四年生でアマ3段レベル。そんな強さでも奨励会に上がるのはもう少しだけ先です。
目標は高い方が良いと思います。
目標が高いならなおさら、初級のうちに基礎をしっかり勉強してください。
どこに出ても恥ずかしくない対局マナーを身に付けてください。
勝つから強いわけではありません。
負かしてくれる相手がそこにいないだけなのです。
荒い将棋で勝ててしまう事が最大の不幸です。
将棋に限りませんが、悪い癖はなかなか治りません。
謙虚さが身につかないと、誰も叱ってくれなくなります。
初級者の子たちは、ゆっくりでもいいので正しい将棋の道を歩んでください。
勝つのは偉いわけじゃない。
勝つのは強いから。
負けるのはチャレンジしたから。
子供のうちにおもいっきりチャレンジしたら良いと思います。