将棋は、文系か理系か

昨年アカデミックな場を中心に、文系の学問が必要かどうかという議論が激しく行われたように思います。
人文知問題で有名なのはソーカル事件。
適当に書かれた人文系のインチキ論文が、なぜか高評価されてしまったという事件です。
文系はエビデンスの要らないテキトーな学問だというイメージがつきまといますが、歴史を辿れば人文知の土台の上に自然科学が乗っかっているということは否定できないかと思います。

さて、将棋について。
「緻密に指し手を読まないといけない将棋は理系向きだ」というのは当たり前すぎてつまらない意見。
もう一歩踏み込んで、「文系的な能力は将棋に必要ないのか?」ということを最近考えています。
将棋を競技としてだけ捉えたら、競技の場では文系的な能力はあまり必要ないのかも。一方、将棋を学んでいく場・楽しむ場においてはむしろ文系的なセンスが必要なのではないでしょうか。

将棋界は一般愛好家が支えていて、競技以外の楽しみも多くあります。
競技以外の場では、何もかもが理系的に割り切れるものではなく、その無根拠性が「文化」と呼ばれる部分だと思います。語義としては、「文化」に対して理系的な実利を備えたものは「文明」と呼ばれます。
競技以外の場でこそ将棋文化が育まれると言うと、言い過ぎでしょうか。

また、囲碁は文系向き、将棋は理系向きという説があるようです。
さらに昨日の囲碁将棋チャンネルの番組では、飯島先生が「居飛車は理系向きで振り飛車は文系向きだ」という説を紹介されていました。

皆さんはどうお考えになりますか?

5 thoughts on “将棋は、文系か理系か

  1. 興味深いですね。私も文系理系、同じ考えです。競技以外の部分では文系的な要素が求められると思います。
    文系理系とは少し話が違いますが私は普通か普通じゃないか、少しアバウトな表現しかできませんがそのことばかり最近考えています。

      1. 返信ありがとうございます。メールとかなら具体的な話も出来るのかもですが…。
        例えば普通の人間が努力して難度の高い詰め将棋ができるようになるのか、とか…。
        競技の部分は理系だと思うけど理系のどの部分が突出しているのか、とか…。

  2. 文化が文系 文明が理系ってのは感覚的に納得ですね

    個人的な感覚では
    将棋は序盤は文系優位 終盤は理系優位な印象があります

    序盤得意な棋士と終盤得意な棋士って違いますからね

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