先手:羽生先生
後手:谷川先生
▲7六歩△8四歩▲6八銀△3四歩
▲7七銀△6二銀▲2六歩△4二銀
▲4八銀△5四歩▲5六歩△5二金右
▲7八金△3二金▲6九玉△4一玉
▲5八金△3三銀▲6六歩△4四歩
▲7九角△3一角▲3六歩△7四歩
▲6七金右△4三金右▲6八角△9四歩
▲7九玉△9五歩▲3七銀△5三銀
▲8八玉△7三桂▲2五歩△6四銀
▲8六銀△5二飛▲4六銀△5三角
▲1六歩△1四歩▲3七桂△3一玉
▲3五歩△同 歩▲2六飛△3六歩
▲同 飛△3四歩▲6五歩△同 桂
▲6六歩△8五歩▲同 銀△7三銀
▲7五歩△8二飛▲7六銀△7五歩
▲6五銀△6四歩▲7四歩△8四銀
▲5四銀△同 金▲5五歩△4五金
▲同 銀△同 歩▲同 桂△7一角
▲3三桂成△同 桂▲3四飛△7六桂
▲同 金△同 歩▲4四桂△7七銀
▲同 桂△同歩成▲同 金△4四角
▲同 飛△7六歩▲同 金△6七銀
▲3四桂△4三歩▲5三角△2一玉
▲2二銀△投了
福田万葉(小3、チームC) 「羽生さんがとてもいい手をさしていて、難しい将棋になっていた。 一番気に入ってる手は、93手目22銀!」
山口大翔(小3、チームC) 「難しい。仕掛けるのが遅い」 「92手目の銀が良かった」
渡辺純樹(小6、チームC) 「分からない手が多くて難しかったが、勉強になった。」 「谷川さんの5三角が特に良いと思った」
野路英佑(小2、チームC) 「羽生さんが王さまのすぐ横で角金どりされたのに、攻めのことをした(3四桂 89手目)のが『おーっ』と思いました。」
⭐️五味煌星 ⭐️(小4、チームB) ⭐️感想⭐️ *89手目 ▲3四桂がいい手だと思った。 *48手目 △3六歩の突き捨てから△3四歩が、歩をバックさせる手筋で参考になった。 *37手目 ▲8六銀の局面で△7五歩は、▲同歩△同銀▲同銀△同角▲7四歩で先手優勢。 *▲5四銀が、「金は斜めに誘え」どおりの手で、戻れない性質を利用していると思った。
山下仁生(小3) ☆感想☆『69手目 羽生さんの4五同銀が良い手だと思いました』 本人が張り切って専用ノートを用意して、記入したようでかなり書き込んでいたのを一行に纏めさせました。 初日から力入り過ぎてて、100日続くか不安です(...)(不安)
梶 京四朗(中1、チームB) 感想:羽生さんの▲6五歩からの流れるような攻めは、見ていて気持ち良かった。 こんな風に勝てたら気分も上がるだろうなぁ。
竹下レオ (小5、チームB) 1局目 終了です! 91手目の5三角で、桂で合駒をしたら詰まなかったのではないかと、気になります。 教えて下さい。
松田尚大(小3、チームC) 37手目の8六銀がどうしてそうしたのか分からない だそうです😌
中山拓哉(小5、チームC) 感想 65手目の5四銀がいい手だとおもった。
土肥優真(小5、チームB) 感想 最後、谷川さんの六七銀と両取りされたも、三四桂で玉の逃げ道をふさぎ、 矢倉の6八角が利いていて、羽生さんが角交換しなかったのが 良かったと思う
間 悠亜(小5、奨励会6級) 55手〜61手 羽生先生の85銀から65銀の手順はさすがだと思った。 終盤の詰みの手順が勉強になった。
河野竜之介(小1、チームC) なんとか終わりました! 63手目の7四歩に感動してました。 あーなるほどね!という感じです!何がなるほどかは私には分かりませんでした💦![]()
西村晃太 (小5) 何手目が良かったんだろう…と悩みながら寝てしまいました。すみません。明日も宜しくお願いします。 翌日… 〈感想〉65手目、54銀から一気に寄せ切ったと思う。
オブザーバーUさん 感想は一つ目、僕も86銀と出た手の意味が難しくて分かりません。二つ目、後手の52飛車から53角の構想も難しくて分かりません。ともすれば悪手なのでは?と思います。子供達や僕の棋力くらいでは中飛車に振ったのなら55歩を仕掛けた方がいいのでは、と思います。関連して73桂を跳ねるのが早いと思うので、それならば73桂~72飛車~85桂の筋で64の銀に活を入れた方が分かりやすいと思います。羽生さんはこれらの悪手?を的確にとがめているなという印象です。僕くらいが感想を述べるなどすいませんが、思った感想でした。
紀平倖佑 (小6) 感想:羽生先生の先手をとる受けが勉強になった。
これは公式戦初手合いの対局ですね~!
5四銀~5五歩がさすがの手順ではっきりよくなってたと思います。
確かこの対局の類似形で…谷川さんは加藤一二三さんにこの対局の数年前、全日本プロトーナメント(現在の朝日オープン選手権)の決勝で快勝して優勝しましたが、羽生さんの手順はその将棋の改良手順…?という印象がありました。
リードを奪ってからは、全くスキのない指し回しで完勝でしたね~。(^^)/
当時、後手の5二飛~5三角の待機策は結構指されていましたが、数年後に後手の方が思わしくない…との結論になり、指されなくなりました。
①8六銀は、タイミングを見て7五歩の仕掛けに予め備えている意味でしたね。
②5三角は4六銀を強要して、3五歩に4五歩の突き違いを見せた意図でした。
それで動きを牽制したつもりでしたが…。
本譜のように軽快に動かれて、結局後手の待機策は破綻した、という結論になってしまってたと思います。
(ちなみに加藤一二三さんは、桂損承知で2六飛車でなく3五銀~!で猛攻したものの、息切れしてしまってました)
③最後、4二桂!なら確かに詰まないと思いますが、同じく2二銀を打たれてやはり負け(取れば4二角成りで詰み、逃げれば3三銀成りで必至)と思います。
谷川さんは、特に羽生さんとの対局は終局にかなりこだわりを持たれている印象があり、綺麗に詰まされる本譜の手順を選んだのではと思います。(^^)/
まず知って欲しいのは24手目までの手順が当時の「矢倉24手組」でほぼ指定局面となっていること(現在では飛車先不突きや雁木が主流でこうはなりませんが)。
①37手目の▲86銀は、後手からの△85桂~△72飛~△75歩の攻めの先受けで、この形の定跡手順。
②40手目の△53角の待機策の換わりに△55歩と先攻するのは以下▲55同歩△同銀▲同銀△同飛▲46角△59飛成▲73角成で桂損。後手としてはこの仕掛けの前にどこかで△85桂としたい所。
③65手目の▲54銀が「金は斜めに誘え」の格言に沿った攻めで以下、先手の猛攻が決まっている。(五味君、中山君、西村君の感想は的を射ていると思います)
感じて欲しいな と思うのは76手目の△76桂を▲同金と食いちぎり、▲44桂と決め手の桂馬を打った手順で何気ないようでも読み切らないと指せない手で、こういう終盤を読み切って指して欲しいと思います。
以上、つたない感想でした。以降も頑張ってください。